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2015.06.16LIDENFILMS
『山田くんと7人の魔女』、魔女に裏話を聞いちゃおう!イベントを徹底レポート!!
『山田くんと7人の魔女』、魔女に裏話を聞いちゃおう!イベント 魔女役・キャスト陣をゲストに迎えたアニメ&ラジオ裏話トーク! 恒例の阿佐ヶ谷ロフトAイベント第2弾を徹底レポートしますッ!! ◆待ち時間から驚き! キャラクターの前説から始まったトークイベント! イベント開始を待っているといきなりのサプライズ! 猿島マリア(CV:タカオユキ)と大塚芽子(CV:牧野由依)が中心のオリジナルストーリーで前説が流れ出したのです。 その後、Youtubeで130万再生を突破した『山田くんと7人の魔女』(以下、『やまじょ』)のPV第一弾がオープニングを飾ると、司会の稲垣敬文さん(株式会社ライデンフィルム所属)に続いて、アニメ監督の宅野誠起さん、声優のタカオユキさんと田澤茉純さん(西園寺リカ役)が順に登場し、ついにイベントは幕を開けました。乾杯の音頭をつとめたのは宅野監督! ◆やっぱりMCの息がピッタリ!?(笑) Webラジオ裏話コーナー 最初はタカオさんと田澤さんが、『やまじょ』Webラジオ『リスナーくんと2人の魔女』(アニメイトTV ) のトークを展開。ふたりでのラジオMCは初体験で、初回は緊張しまくりだったなど、こぼれ話を聞いていると、なんと宅野監督がラジオを1度も聴いていないことが発覚! 急きょ、宅野監督にコーナー説明をする流れになり、白石うらら(CV:早見沙織)の入れ替わり能力をモチーフにした入れ替わりの魔女のコーナーをタカオさんが実演しました。 ここでタカオさんが披露してくれたのは「スコットランドから来た人」との入れ替わり。初回放送で大すべりしたネタとのことでしたが、会場の温かい声援に後押しされ、勇気を振り絞って再びスコットランド人となったタカオさん。 そんなタカオさんに宅野監督が容赦のないツッコミ! 会場を沸かせていました。イベント開始10分で心がパキポキと折れ始めたと語るタカオさんを、田澤さんや会場のみんなが必死でフォローしている様子は、まるでラジオ放送を温かく見守るリスナーくんたちの姿そのものでした。 ほかにも、ラジオ収録で印象に残っていることとして、「間」に困った時やすべった時に駆使するチュ~ボタン(キス音)が生まれた話や、第4回で山田竜役の逢坂良太さんがゲストに来た時のエピソードなど、ラジオの雰囲気そのままに語られる裏話は貴重なものばかり。未来視の魔女のコーナーで逢坂さんの未来を視た話は必聴かも! ブルーレイ&DVDBOXの下巻に『リスナーくんと2人の魔女』の全放送回が特典収録されるようなので、放送を聴き逃したかたは要チェック! ◆スペシャルゲストはアノ軍曹!? アニメ裏話コーナー つぎのコーナーに入る前に、スペシャルゲストとして登場したのは大塚芽子役の牧野由依さん。 黒ぶち眼鏡と髪型を芽子に合わせてきた牧野さんは、オドオドした芽子と軍曹モードの芽子を使い分けて乾杯の音頭をとってくれました。 これには司会も言葉を失うほど歓喜! そんな牧野さんのアドリブを皮切りに、コーナーはアニメ裏話に突入しました。 まずは牧野さん演じる大塚芽子が登場した6話「応答せよっ!」を振り返りました。 牧野さんは芽子について、コミュニケーション能力が低すぎてオドオドする芝居がとくに難しかった、とコメント。そんな芽子に感情移入するあまり、山田(逢坂さん)とのかけあいで牧野さん自身がすごく緊張してしまったと明かしていました。また、山田(中身はうらら)とのキスシーンでは、引っ込み思案な芽子が積極的にキスをするというまさかの展開を、牧野さん自身もドキドキハラハラしながら演じていたと語っていました。 そんな牧野さんの演じる芽子について宅野監督は、オドオドしたキャラと軍曹モードの振り幅が見事で「快演」と太鼓判! そして話題はいよいよ、キスした相手とテレパシーで会話できる芽子の能力の話に。テレパシーだと性格が豹変し、途端に軍曹モードになる芽子について牧野さんは、『フルメタル・ジャケット』(洋画)に登場するハートマン軍曹を参考にしたと衝撃の告白! ハートマン軍曹といえば超がつくほどの鬼軍曹。牧野さんは、そんなハートマン軍曹にちょっぴり愛を足して芽子の軍曹モードを仕上げていったと語りました。これについて宅野監督は、入れ替わりのおもしろさでは一番だったと表現。うららの持つ入れ替わり能力とは違ったカタチでのキャラクターの変化を絶賛していました。 続いて7話「天ぷらだけはやめてくれぇ!」の振り返りコーナーへ。 猿島マリア役のタカオユキさんは、マリアがどの国の帰国子女か吉河美希先生に直接尋ねたことを明かし、アメリカだとわかって、向こうの高校生は日本では20代くらいの感覚があるという部分を意識して、セクシーで色っぽく、ちょっと大人な高校生を演じたことを振り返りました。 ほかにも2話では、牧野さんがジャイ子、タカオさんがあや、田澤さんが猪瀬じゅんという端役で共演していたことについて触れ、宅野監督は、メインの魔女での登場が比較的遅めのキャストさんに、早い段階からアフレコ現場の雰囲気を知っておいてほしいとの配慮から、こうしたキャスティングが行われたことを明かしていました。 そんな『やまじょ』のアフレコ現場は、本当に学校の教室のような雰囲気で楽しかったと語るキャストの皆さん。 漫画研究部の個性的な脇役、鶴川秀明役・杉田智和さんと亀田満役・小野友樹さんといつもいっしょにいた牧野さんは、ふたりがキャラクターについて、事前に綿密な打ち合わせをした上で最初の演技に臨んでいたことを振り返りました。「芽子についていきますんで~」と気軽に語るふたりに対して牧野さんは、「(芽子を)やりきらないと絶対負ける!」と感じていたとか(笑)。さしものハートマン軍曹も、杉田さんと小野さんのパワーには太刀打ちできなかったかも!? ◆フード&ドリンク、物販紹介コーナーでは、まさかのメニューが出現! 続いてのコーナーでは、この日のフードやドリンクなど、『やまじょ』にまつわるメニューやグッズが紹介されるなか、Webラジオ『リスナーくんと2人の魔女』の中でタカオさんが考案した「700円の牛乳」が特別メニューとして緊急追加されていました。 早速、宅野監督によるイッキ飲みが披露されるかと思いきや、お腹がぐるぐるするからとの理由でなんと牛乳を拒否ッ!(笑)。ここで「牛乳ナメんじゃねぇ!」と助っ人として登場したのが、超常現象研究部のお祭り男・椿剣太郎役の佐々木寿治さんでした。マンゴースムージー味の牛乳を颯爽とイッキ飲みする佐々木さん、かっこよかったです! ◆スペシャルトークコーナーでは珠玉のイラストが爆誕! 休憩を挟んで、宅野監督からの質問に魔女キャストの3人がイラストで答えるスペシャルトークコーナーがスタート。 1問目は、「自分のキャラクター以外に演じてみたいキャラクター」という内容で、田澤さんは可愛らしい伊藤雅(CV:内田真礼)を、タカオさんは芽子とそばっしーを描いてくれました。そして牧野さんの描いた雅&宇宙人1号で会場中が震撼! 牧野さんは、2問目の「休日の過ごしかた」でも画伯の才能を遺憾なく発揮。会場に衝撃の渦を起こしたまま、イベントはプレゼント抽選会へと進んでいきました。 ◆エンディングッ! あっという間に時間はすぎ、エンディングコーナーになると、アニメ『やまじょ』のエンディング曲、みみめめMIMIの『CANDY MAGIC』が会場を包みました。 じつはこの日、この場でCDを先行予約したら、タカオさんから限定プレゼントを手渡しでもらえるというサプライズな企画があったのです! そんなプレゼントを紹介するために、再び椿役の佐々木さんが現れると、佐々木さんからは一般公募のオーディションで椿役を射止めた時のお話や、アフレコに参加してみた感想などの裏話も聞くことができました。 そんなわけで、盛りだくさんの内容だったキャストに裏話を聞いちゃおうイベント。休憩中には、アニメ『やまじょ』のキスシーンを集めた動画が再生されたり、休憩後にスクリーンに投影された制作裏話マンガでは、なんと楽屋からタカオさんと田澤さんがセリフに生で声をあててくれるなど、隅から隅までサプライズ尽くしの約2時間。 来場者の皆さんはもちろん、登壇者もスタッフも、全員がトークを大いに楽しんで、いい雰囲気をみんなで作り上げた素敵なイベントだと感じました。手作り感いっぱいの阿佐ヶ谷ロフトAイベント、次回の開催にも大いに期待したいです!